第20回演奏会後日談③~音楽と平和と

5月4日に開催した第20回演奏会のエピソードを順次紹介しています。

ネタばれになるので事前に紹介しませんでしたが、今回は「sholom(シャローム)」(和田信作曲)という曲を演奏しました。

「元気な曲が多いから穏やかでハーモニーが楽しめる曲が欲しいよね」M氏の説得力のある推薦で最後にセットリストに加えたのが1月のことでした。

シャローム(シャーローム)はヘブライ語で「平和」を意味する言葉で、ヘブライ語の挨拶のひとつでもあり、日本語の「こんにちは」にあたるそうです。コロナの終息を祈りつつ、気兼ねなく音楽が楽しめる穏やかな日を待つのにはピッタリの曲だと思いました。

ところが2月になると平和とは程御遠い出来事が瞬く間に起こってしまいました。聴いていただいたお客様のアンケートでも平和を祈る言葉を多く頂戴しました。

争いごとが収まることを祈らずにはいられない、そんな一場面でした。