「第20回演奏会に向けて」②~メイン曲

◆演奏会の情報はこちらにまとめて掲載しています。

◆入場整理券の申し込みはこちらをご覧ください。

-----

数年前からメンバーともども20回の節目を意識していて、様々な候補が挙がっていました。

今回のメインは金管楽器が映えるバロック以前の作品の編曲ものの一つ、ピーター・リーヴ氏の編曲版の「テレプシコーレ舞曲集」です。

スザートの舞曲集やフランス・ルネサンス舞曲集とともに有名な舞曲集です。フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(PJBE)の録音が有名です。録音に準じた楽譜チェスターミュージック社(英国)から出版されていますが、なぜか「テレプシコーレ舞曲集」だけ出版されていませんでした。

このため、今回はいくつかの編曲を組み合わせて、一つの組曲とすることも構想していましたが、縦ノリの曲が多く、パヴァーヌのようなしっとりした曲を探していました。

何気なくネットサーフィンして気がついたのですが、ブラス・ウインド・パブリケーションズ社からピーター・リーヴ氏の編曲版が2005年に出ているのですね。未出版の思い込みを反省するとともにインターネット社会の恩恵を実感してしまいました。

ちなみにPJBEの編曲者ご本人の版なので、当然同じ譜面なのですが微妙にかつ明らかに異なる箇所もあります。これはこれで面白く、何よりエンディングの仕掛けには、「そう来たか!」と内心思わず微笑んでしまいました。

よろしければ、ぜひ会場でお確かめください!

(ちなみに日本の超有名奏者のグループ、トウキョウブラスシンフォニーのCDはこの版のようです。)