第21回演奏会に向けて③~組曲「高貴なる葡萄酒を讃えて」

◆演奏会の情報はこちらにまとめて掲載しています。 


メインプログラムは久々の 「組曲『高貴なる葡萄酒を讃えて』」

 2002年に一度演奏したこの曲。お酒の名前が楽章名になるなど当時も演奏会の都度、候補曲になりましたが、音数が多く、このときはやっと実現した記憶があります。 これに限らず演奏会の準備で時間を掛けるのが、メインプログラムの選曲。演奏会までモチベーションを保てるか、難易度など、個人でも団体でも人前で演奏するにあたって一番考えると思います。ところが今回はちょっと様子が異なりました。 

◆前回(第20回)演奏会終了後のミーティングで 

 「今後の練習ですが、今回の演奏会の選曲で皆さんが「高貴なる葡萄酒を讃えて」をやりたいとのことなので、次回は譜読みを始めていきましょう!」の代表の一言でほぼ決定?!「えっ?決めたっけ?好きな曲だけど」といった雰囲気がありつつも、20回の選曲の際に「21回でやりたい」といった前向きな声を記憶していて思い込んでいる様子。 直後の練習で異論もなく、キャッチ―な曲の雰囲気で好かれる曲なので、あっという間に決定!となりました。 


◆ワインをモチーフにした組曲 

 現代のイギリスの作曲家G.リチャーズによる、葡萄を原材料とした5種類のお酒を各楽章のモチーフにした作品です。 

 1楽章、スパークリングワインの代表格フランスの産地の名前を冠した「シャンパーニュ」、2楽章はシャブリ地方の「シャブリ」。

 3楽章はイタリアに場面が遷り、トスカーナ州のシエナを中心とする幅広い地域で造られている「キャンティ」、4楽章はドイツのライン川右岸、ホホハイム村に由来する「ホック」。

 終楽章はスペインのへレス地方に由来する、甘くて強めのシェリー・ブランデー「フンダドーレ」と続きます。タイトルの末尾に「そしてシャンパーニュをもう一杯」と加わっているのがこの曲の妙味です。音楽で楽しむ世界の葡萄酒巡りを大田文化の森にて楽しんで下さい。

↑とりあえずキャンティとシャブリです。
飲むたびに画像が増えるかも…



チラシのPDF版はこちら(3.3M)⇒ google ドライブで開きます